パワハラ、セクハラとの闘い「人財育成」

メンター

2020年6月1日より(略称)労働施策総合推進法が大企業に対して施行されます。

中小企業に施行されるのは2020年4月1日からですが、人財育成の担い手である

メンター・インストラクターにはしっかり理解しておかなければいけない法律です。

見習いメンターとして、改めて感じること、思うこと。

どんなにルール化や、システム化、機械化を進めても

それらを扱う人間がいる以上

絶対的に求められるのは・・・「人間力」

そして、上位職位者や我々メンターに絶対的に必要なのは「人財育成力」

ハラスメントが取り沙汰される昨今、どのように「人財」を育成するか

100%の正解がない永遠のテーマとの向き合い方

パワハラ、セクハラと闘えますか!?

30年くらい前のテレビCMで流れていた

「24時間闘えますか?ビジネスマ~ン!ビジネスマ~ン!!」

長時間労働が美徳とされ、「気合と根性」で生き残れ的な時代が現実にありました。

私が社会人として働きだした2000年頃は

今ほど「人財育成」と言った言葉はあまりメジャーではなかったし、

今ほど「パワハラ」や、「セクハラ」が問題として顕在化していなかった。

今の経営層・管理職層・ベテラン層は、24時間闘えますか?

の時代に育ってきたから、部下や後輩を教育する際に

気合が足りない!とか、根性がない!!舐めてるのか!!

といった、精神論でねじ伏せる。まさにパワハラの権化

その世代が現役のうちは、まだまだブラック企業やハラスメント問題は無くならない。

と感じます。

しかしながら働き方改革や、(略称)労働施策総合推進法の施行で労働者にとっては

ワークライフバランスがしっかり確保される世の中になっていきます。

言葉を選ばずに言うと、

「権利ばかり主張して、義務を果たさない人」が増えていくような気がしています。

ちょっと厳しく指導したら「パワハラだ!」と言われ、

プライベートな世間話をしたら「それセクハラですよ」と言われる・・・

見習いメンターとしては、今までの常識が通用しなくなる予感しかしない。

それでも人財育成をしなければ、会社の成長も止まってしまう・・・

自分は一体何と闘っているのか分からなくなる時があります。

見習いメンターとしての人財育成

私も上司に怒鳴り散らされた経験はあります。

ただ、私はその上司と普段からしっかりコミュニケーションをとっていたし

悩み事を相談したり、困っているところを助けてもらっていたので

パワハラだ!!とは思いませんでしたし、私にも反省すべき点があったのも事実。

私のメンタルが頑丈だったのと、ベースとして人間関係が築けていたからこそだけど

「私は決して声を荒げたりしない。」と、心に誓った事は言うまでもない。

果たして今の社会で、部下、後輩と人間関係をきちんと築けているメンターは

いったいどのくらいいるんだろう。

人間関係が希薄な現代社会において、人財育成はより難しくなっていくわけで

指導する側もされる側も、心ある「人間」

感情的になって、感情のままに怒鳴ったり、物に当たったりしたところで

相手を委縮させ、心を閉ざさせてしまうだけで

せっかくの芽を摘んでしまうことになりかねない。

最悪、休職追い込み→原因の追究→パワハラが顕在化→・・・

せっかく積み上げたキャリアが、一時的な感情で水の泡。。。

と、言うよりも人一人の人生に良くない影を落としてしまいかねないってこと。

ただ、パワハラやセクハラに過剰に怯えて、言わないといけないことも言わず

見て見ぬふり、気付いてないふり。面倒ごとには関わらない。

そんな事してたら、人財なんて育たない。

ん~~~・・・

やっぱり、人財育成を担当していると言っても、同時に自分自身も成長していく

事が、大事だと思う今日この頃。

私自身、指導する際には

  • 恣意的な指導になっていないか
  • 感情的になっていないか
  • 相手の意見を聞けているか
  • 決めつけで指導していないか

この4点はものすごく意識するようにしています。

あと、成長している所は恥ずかしがらず褒めて、長所伸展を意識する。

これで訴えられたら、逆に、諦めがつきますね。

私にメンターは向いてなったと、潔く認めよう。

今後の日本社会における人財育成

大それた見出しを付けてしまった(笑)

2019年の年末から全世界を脅かしている「新型コロナウィルス」の蔓延で

働き方の形態がガラッと変わりました。

リモートワーク、在宅ワーク、オンライン会議etc

職種、業種にもよりますが、会社(職場)の必要性の有無が明確になりました。

ある意味、日本の古き良き(?)体質が新陳代謝され、

個の力が試されたのではないでしょうか。

緊急事態宣言が解除されても、

リモートワークが継続される職種も出てくるんだろうな~

となると、ますます人財育成が困難になる。というよりも、

そもそも論で人財育成の必要性も無くなる・・・?

逆に、本当に実力のある個、人間力の備わっている個

「個」で生き残っていかなければいけない

そんな時代になるのかな。

そんな時代が来ると仮定して、そんな時代でも生き残っていける

人財を育成するように、今後も見習いメンターとして日々成長!

していこうと思います。

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